ザ・ライフ・カムパニイ
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次回公演

ミュージカル
「ブロードウェイ大停電~最後のビザ・スギハラチウネ物語」

2018年7月5日(木)~8日(日)
劇場:六行会ホール(京急「新馬場駅」徒歩2分)

70数年前、走りさる列車の窓からスギハラチウネが身を乗り出して書いた最後のビザ。ユダヤ人の劇場支配人はそれを一人の日本人の俳優に見せた。ニューヨーク中の大停電の中、今始まる70年前のナチス・ドイツ時代の感動のドラマ。

「ブロードウェイ大停電~最後のビザ・スギハラチウネ物語」の公演写真

ストーリー

ブロードウェイのある劇場は、初日を数日後に控えたミュージカルのリハーサルの最中に、突然にニューヨーク中が大停電にみまわれてしまったのである。

やむなくリハは中止となる。ユダヤ人の劇場支配人のハンスは、休憩している日本人のダンサーに「スギハラチウネ」を知っているかと尋ねる。彼はスギハラを知らなかった。

ハンスは驚いて、70年前のスギハラが発行したトランジットビザを見せた。「このビザのおかげで私は今生きているのだ。だから君もこのステージに立てるのだ」と言って70年前のナチス・ドイツの話を始める。休んでいたダンサーや俳優たちは、ハンスの話に耳を傾けていく。やがて話を聞いている俳優たちがユダヤ難民を演じ始め、この舞台はナチス・ドイツ時代のカウナス領事館のスギハラチウネの物語へとスライドしていくのである。

テーマ

杉原千畝さんは美談といわれることを嫌っていたといわれる。

約70年前のヨーロッパで帝国日本の外務省の意向に逆らって、6千人ものユダヤ難民を救った彼の勇気は、いまだにこの地救上に難民がいる限り語り継がれていかなければならないことです。

現代の拝金主義を主体としたグローバル化の波は、かえって人々にとって自分は何者なのかというアイデンティティを希薄化させ、人間的な絆を削いでいき、人々が他者の事よりも自分の事を優先する傾向性を生み出していくような時代の潮流を感じさせます。

これは70年前に自分の立場よりも目の前の人々の困窮に手を差し伸べた「一人の人間が歴史を変えた静かな勇気」の物語です。初演時(文化庁芸術祭参加作品)から13年をへだてて再演するこの作品は、より現代が必要としているテーマを感じさせるのです。


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